ウィルだよ!

ウィルだよ!

2017年9月2日土曜日

こんにちは。
暑い日が続いていましたが、ここ数日は少し涼しく秋の気配も感じられるようになりました。皆様、おうちのどうぶつたちはいかがお過ごしでしょうか。

おかげさまで、わたくしもつわりの一番ひどかった時よりも元気に過ごせております。
それでも娘の時よりも、セーブしないといけないよ・・・と体が言っていますので、診療時間は短くして行わせていただいております。

前回のブログでは、いろいろな方から反響があり、
facebookや個別のメッセージ、ご来院いただいたときに直接、たくさんの励ましのお言葉をいただきまして、どうもありがとうございました。

本当に心強く、心温まりました。人のご縁に感謝です。

きっと、「これは・・・」と不快に思われた方もいたのではないでしょうか。人の感じ方は人それぞれですので。
でも、心無い批判などは、ひとつもありませんでした。
我慢してくださった方にも感謝です。笑

私たちは、普通の動物病院とは少し違うかもしれないし、とことん便利な存在ではないかもしれません。
それでも、自分たちならではの診療やサービスを忘れることなく、また、同じことを繰り返すだけではなく、磨いていきたいと考えています。
もし何かお気づきの点がありましたら、遠慮なく言っていただけたらと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

最近、自分の体調なども一定しなかったり、妊娠や出産、ライフスタイルの変化や心の持ち様の変化などを通して、
できることはできる、できないことはできないんだと改めて感じる日々です。

鍼灸をやっているから、ということもありますが、最近特に、ご相談されることが多いのがシニア犬、シニア猫ちゃんの最後迎え方、というものです。

シニア犬、シニア猫ちゃんたちと暮らす中で、なんとなく不安なこと、こわいことって何でしょうか。
元気でなくなってくることでしょうか。
苦しいのを見ることでしょうか。
当たり前ですが、どうぶつは誰でも歳をとります。
あっという間の時もあるし、ゆっくりの時もある
それは、どの子も平等にそうなっているものです。
私たちは全てをコントロールすることはできません。

適切な所に通い、適切な治療を受ければ治る病気もあります。
でも、老いは病気ではありません。

どうぶつたちは自分の不調や病気や老いでもって、私たちに
生きるってこういうこと
死ぬってこういうこと
それを教えてくれているのだと思います。

お別れすることはもちろん悲しいことです。
でも、どうぶつが自分の寿命を全うして死ぬこと自体は悪いことではありません。
それが突然死というかたちでも 病死でも 老衰と言われても
ある一定の年月を生きてきたどうぶつにとってはどれも寿命だと思います。

さいごまで 幸せに生きてほしいというのは当然です。
痛みがあるなら鎮痛剤が必要な場合もあるし
どうしても眠れないなら睡眠導入剤が必要になるかもしれません
私は必要と判断した場合はステロイドも処方します。

鍼灸治療は、お薬が必要な場合でもお薬を減量できたり、
いつも病気と闘っている体をストレスから解放してあげることができます。

今一度、私たちがどうぶつを家族として迎え入れられる喜び、過ごせた年月のありがたさに目を向けたいものです。

どれだけ長生きしたか、だけではなく
それぞれのご家庭で どのように過ごせたか、それが大事です。
寿命というものだけに執着しない心を持てたらよいですね。