ウィルだよ!

ウィルだよ!

2017年3月10日金曜日

祝☆2周年



おかげさまで、ウィルどうぶつクリニックは、2月20日で2周年を迎えることができました。

本当にいろいろなことが起こった2年間でしたが、様々な方(そしてどうぶつたち)に育てていただき支えていただいてきた2年間です。これからも、柔らかい思考・姿勢を持つように気をつけ、私たちらしいクリニックをつくっていきたいと思っております。

今、感じていることは、私たちがやるべきことは、患者さまにとっての便利さだけを追求するのではなく、質を高めていくこと、そして、総合的に患者さまが調和のとれた生活を送れるような
診療やトリミングを行なっていくことだと思っています。

ご不便に感じられることあるかもしれません。
ですが、私たちは私たちにできることを日々丁寧にやっていきたいと思っています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

春の健診や予防のキャンペーンのおハガキを出せたところまでは良いものの、
毎日ほぼ体力を使い果たし、帰ってから娘のお世話と夜泣きに「いやここでやつ当たったりしたら本末転倒なのよ」と自分を制し、夜な夜な院内掲示や資料作成をパソコンでぽちぽちと‥
目の下の2頭のクマはどっしりと腰を据えている毎日です。
でも無理するとまた入院しちゃうのでくれぐれも気をつけますm(_ _)m


さて、先日、私の敬愛する師匠たちも集まられる中医学の研修会「師温会」に参加してきました。
いちばんはじめに参加したのは、大学5年生のときのこと。まだ中医学のことなど、なーーーんにもわからなかった私のような存在をあたたかく受け入れてくださり、基礎から教えてくださった師匠はじめ大先生方との出会いで、今の私があります。

先生方の素晴らしいところは、年輩だからとか、名声や、収入があるからとか、男だからとか女だからとか、全くそういうことを感じさせない寛大さ。ご自身たちのもつ技術や知識を人のため、どうぶつたちのために使っていらっしゃるところです。

産前から久しぶりの参加でしたが、今回もあたたかく迎えてくださり、大変勉強になりました。また参加したい!
そして、先生方に胸を張ってお会いできるように私も努力します!



3月8日は国際女性デーでしたが、やはりまだ、女性は生きづらい時代なのではと思います。

こういう話題に対して、人の意見にすごく攻撃的な人もいるけれど、私の感じていることを書いてみたいと思います。どちらかというと、日本の、同世代向けです。


どうやったって、男と女は違う。同じだったら面白くない。でも、女であるということを、私たちはもっと前向きに捉えないといけない時に来ていると思う。

ホルモンバランスですごくつらくなることもあるし、妊娠出産、不妊‥命がけのことが女の体にはたくさんある。
それだけで、普通に仕事をするのだって大変。いわゆる  普通  に生きていくので精一杯な人もいる。
でもその分、つらそうな人の気持ちがわかるようになる。あたたかみのある人間になる。

皆違うのだから。人と同じようにしろっていう世間の空気なんてくそくらえだ。

親とも違う。
親世代の考える 男とは 女とは なんてもう通用しない。
育ててくれたことへ感謝はする。でも
同じように同じだけお金を稼いだら認められるわけではない。
男だからってひとりで家族を支えなきゃいけないわけじゃない

子供を産んだから一人前というわけでもない

子供を産んでも、コドモのままの大人もいる
子供を産まなくても、家族や社会の役に立っている立派な人たちもたくさんいる


友達が言ってくれたのは、志織はお母さんだけど、同時にお父さんでもあるんだよということば。
確かにそうだ。
何をもってとお父さん、お母さんというかは人それぞれ違うと思うけど、今までのごく一般的な概念の父親、母親の役割を、私たちは夫婦で共有している。
夫も、お父さんであり、お母さんである。それで、いいじゃない!と思う。「理想的な母親」ではないかもしれないし、仕事をしている私にとって育児はひとりでは大変すぎる。でもふたり一緒なら楽しい。

やはり大切なのは、
ありがとうの気持ちと、
やさしい気持ちで、誰かの役に立とうと努力することなのではないかと思う。それが結局、自分のためにもなるのだから。



世間の企業などの御多分にもれず、動物病院業界も、肉体的、精神的ストレスで心身を病んでしまう人が多い業界だと思います。ブラックな病院も少なくありません。
そんな業界だからこそ、そして、動物を癒す仕事であるからこそ、私たちは自分たち自身をも癒さなければならないと思います。


そして、今(たぶん)困っている後輩がいて、伝えたいことがあります。

個人的な意見だし、誰にでも当てはまるわけではないですが、きっと同じように感じている人も少なからずいると思うので、あえてここに書かせてもらいます。



後輩くんへ。


本当に今の場所は君にとって必要なのかい。
君はもっと、独創的で自分勝手で、やりたいことをどんどんやっていくタイプの人間じゃないのかな。
今さら、ちょっとでも世間体を気にして、とか、所帯を構えたから、とか、いかにもオトコラシイことを言うのはやめてよね。笑

君には幸運にも、働ける妻がいて、理解もしてくれている。君は自由に動けるのに。

人は、体や言葉の暴力を受けたり、毎日、オマエはダメだダメだと言われ続けたら、本当にそうなんじゃないかという脅迫観念が生まれてしまうものなんじゃないかと思う。
それが家庭だったらDVだし、職場だったらパワハラモラハラになるんだと思うんだけど、

暴力を振るったりする人間に、最終的に良い医療が提供できると君は思いますか?
どんなに腕が良くても、身内を大事にできない獣医に、本当に君はついていきたいのかな。

そして、君は一番大事なはずの愛する人を自分のストレスのはけ口にしたりしていないかな。

お互い支え合うことは必要。片方がとても大変なときは、もう片方が全力で支えることも必要。
でも、君は何のために仕事をしてるのかな。愛する人と幸せに暮らすためなんじゃないのかな。
自分の意地やプライドだけで、続けるべきでないこともあると私は思う。

自分が変わっても相手が変わらない、自分に変えられない環境なら、出ていくしかないこともあるんじゃないか。

本当は元気だった、面白いアイデアがたくさん湧いていた自分が、つまらない人間になってしまう前に。

私も同じことを経験したからわかる。
何年続けないと、同じ場所にいられないと、耐えられないと一人前なんて、誰が決めたんだいと私は言いたい。

きっと、君の大事な人は、君がお金をたくさん稼いでくるよりも、君がまず第一に心身ともに元気でいてくれることを望んでると思うけどな。

私の言うことなんて素直に聞くわけないと思ってるけど、大事な友達に幸せでいてもらいたいから、言わせてもらうね。

大したことやってるわけじゃないけど、私もそれなりに苦労もしてるから(笑)、これくらいエラそうなこと言わせてもらってもいいよね(笑)


以上、自分のブログだから、いろいろ好き勝手書いてみました!

飼い主さんに素敵なドリームキャッチャーをいただいたので載せちゃおう(^O^)